扇風機の掃除方法|羽の外し方・洗い方・収納まで徹底解説【2026年】

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扇風機の掃除方法|羽の外し方・洗い方・収納まで徹底解説【2026年】

「扇風機にびっしりとホコリが溜まっているけれど、外し方が分からなくてそのままにしている…」と悩んでいませんか?

ホコリまみれの扇風機を回し続けると、部屋中にアレルギーの原因となる汚れを撒き散らすだけでなく、モーターに負担がかかって電気代が無駄になり、最悪の場合は故障や火災の原因にもなります。しかし、「プラスチックのツメを折りそう」「組み立てられなくなりそう」という不安から、分解掃除をためらってしまう気持ちもよく分かります。

この記事では、どのメーカーの扇風機でも共通して使える「絶対に失敗しない分解・掃除・組み立ての4ステップ」を徹底解説します。さらに、水洗いで絶対にやってはいけない注意点や、タワー型など「分解できないタイプ」の賢いお手入れ方法も網羅しています。

これを読めば、機械が苦手な方でも安心して作業ができ、新品のようにピカピカになった扇風機から出る気持ちの良い風を浴びることができます。シーズン終わりの収納前にも、ぜひ参考にしてください。

【まず確認】掃除に必要な道具

扇風機の掃除をスムーズに進めるために、家にある身近な道具をあらかじめ準備しましょう。

途中で「あれがない!」と道具を探しに行くと、せっかく集めたホコリが部屋中に舞い散ったり、濡れた手で部屋を歩き回る羽目になります。作業を始める前に、以下のものを一箇所にまとめておくのが成功のコツです。

パーツ名水洗いお手入れ方法
羽根・カバー類〇 可能中性洗剤で丸洗いし、完全に乾燥させる
スピンナー・ナット〇 可能水洗い後、タオル等で拭いて乾燥
本体(モーター部)× 絶対NG固く絞った布でサッと拭き取る
電源コード・操作部× 絶対NG乾いた布でホコリを拭き取る
  • 中性洗剤(普段使っている食器用洗剤でOK)
  • 柔らかい布(雑巾やマイクロファイバークロス、2〜3枚あると便利)
  • 使い古した歯ブラシ(細かい網目の汚れ落とし用)
  • 大きめのバケツ(もしくはお風呂場、広めのシンク)
  • 新聞紙(床に敷いて汚れを防ぐ用)

基本的にはこれだけで十分です。キッチンの近くで使っていて油汚れがひどい場合は、重曹スプレーを用意しておくと頑固な汚れもスッキリ落ちます。

扇風機の掃除手順(4ステップ)

準備が整ったら、いよいよ基本的な扇風機(リビング扇風機)の掃除に取り掛かります。分解から組み立てまでの手順を、誰でも迷わずできる4つのステップで解説します。

① 電源を抜いてカバー・羽根を外す

まず最も重要なのが、感電や怪我の事故を防ぐため、必ずコンセントを抜いてから作業を始めることです。電源を入れたまま作業すると、誤ってボタンに触れた瞬間に羽根が回り出し、大怪我につながる危険があります。

コンセントを抜いたら、以下の順番でパーツを外していきます。無理な力で引っ張るとプラスチックのツメが折れる原因になるため、慎重に行いましょう。

  • 1. 前面カバーの下部にあるクリップ(固定具)をパチンと外す。
  • 2. 前面カバーを持ち上げるようにして外す。
  • 3. 羽根を固定している「スピンナー(中央のキャップ)」を外す。
  • 4. 羽根をまっすぐ手前に引いて外す。
  • 5. 背面カバーを固定しているナットを左回しで外し、背面カバーを取る。

ここで多くの人がつまずく最大の難関が「スピンナーが硬くて外れない」という問題です。実は扇風機のスピンナーは、回転中に羽根が飛んでいかないよう、通常のネジとは逆の構造になっています。つまり、スピンナーは【右回し(時計回り)】で外れるという超重要ポイントを覚えておいてください。力任せに左へ回すと、さらに固く締まってしまうので要注意です。

② 水洗い・汚れを落とす

パーツが外れたら、洗えるものと洗えないものをしっかり分けます。外したパーツ(羽根・前面カバー・背面カバー・スピンナー・ナット)は丸洗い可能ですが、モーターがついている「本体」は絶対に水を含ませないでください。

バケツやシンクにぬるま湯を張り、中性洗剤(食器用洗剤)を少し溶かします。その中でカバーや羽根をスポンジで優しく洗いましょう。カバーの細かい網目に詰まったホコリは、使い古した歯ブラシでこすると気持ちいいほど簡単に落ちます。台所付近で使っていてベタベタした油汚れが付着している場合は、重曹スプレーを吹きかけて数分放置してから洗うと効果的です。

一方、本体(モーター部や台座のボタン周辺)は、固く絞った布でサッと拭き取るだけに留めてください。モーター部分に一滴でも水が入ると、漏電やショート、発火といった重大な事故の危険があるため、ここは慎重に作業しましょう。

③ しっかり乾燥させる

水洗いしたパーツは、一滴の水分も残らないように完全に乾燥させることが最も重要です。ここを怠ると、せっかくの掃除が扇風機を壊す原因になってしまいます。

水分が残ったまま組み立てて電源を入れると、回転の遠心力で水滴がモーター部に飛び散り、ショートやサビといった致命的な故障を引き起こします。

洗い終わったパーツは清潔なタオルでしっかりと水気を拭き取り、風通しのよい日陰で半日〜1日ほど立てかけて自然乾燥させてください。もし急いで使いたい場合は、ドライヤーの冷風を当てて水気を飛ばすのがおすすめです。ただし、早く乾かそうとして「温風」を当てると、熱でプラスチック製の羽根が変形してしまうため、絶対にNGです。

④ 組み立てて動作確認

パーツが完全に乾いたことを確認したら、分解した時と逆の手順で慎重に組み立てていきます。最後に必ず試運転を行うのが安全の秘訣です。

背面カバーをはめてナット(右回し)で固定し、羽根をモーター軸の形に合わせて差し込みます。そしてスピンナーを【左回し(反時計回り)】でしっかりと締め付け、最後に前面カバーのツメを合わせてクリップをパチンと閉じます。

組み立てが終わったら、コンセントを挿して一番弱い「弱風」から順番に回してみましょう。パーツの取り付けが甘かったりズレていたりすると、運転中にカバーが外れたり、羽根がガタついて異音が発生したりする危険があります。変な音がしないか、ブレていないかを数十秒チェックして、問題なければ掃除は完了です。

分解できない扇風機のお手入れ方法

近年人気のスリムなタワー型ファンや、シロカなどの一部のコードレス扇風機は、安全設計のためユーザーが簡単にカバーを外せない(分解できない)構造になっています。

このような分解できないタイプは、ネジを外して無理にこじ開けようとしないでください。分解を前提としていない構造のため、無理に開けると元に戻せなくなったり、メーカーの保証対象外になってしまうリスクがあります。外側からホコリを吸い出すアプローチに切り替えましょう。

掃除機の細いすき間ノズルを使い、外側の網目からホコリを吸い取ります。掃除機では届かない内部のファンに張り付いたホコリは、パソコン用の「エアダスター(空気のスプレー)」を使って外に吹き飛ばすのが非常に効果的です。また、網目の隙間にはハンディモップや、百均で売っている柔らかいペイントブラシを使って絡め取ると、見違えるように綺麗になります。

掃除の頻度とシーズン収納前のポイント

清潔な状態を保つためには、夏場は月に1〜2回ほどの簡単なお手入れを、そして秋の収納前には徹底的な水洗いを行うのが理想のスケジュールです。

シーズン中は、毎回分解して水洗いする必要はありません。2週間〜1か月に1回のペースで、カバーの外側についたホコリをハンディモップでサッと撫でて落とすだけで十分です。しかし、秋になって押し入れにしまう際は、必ず先ほど解説した4ステップで徹底的に水洗いしてください。少しのホコリや皮脂汚れでも、そのまま放置して収納するとカビの温床になり、翌年の夏に出した時に嫌なニオイを部屋中に撒き散らす大惨事になってしまいます。

完全に乾燥させた後は、ホコリよけの収納カバーを被せて湿気の少ない場所に保管しましょう。専用のカバーがなければ、100均で売っている不織布カバーや、大きめの綺麗なゴミ袋を被せるだけでも十分にホコリを防ぐことができます。

こまめなお手入れは電気代の節約にもつながります。詳しくは扇風機の電気代を徹底比較もご覧ください。

よくある質問

扇風機の掃除に関して、よくある疑問にお答えします。やってはいけないNG行動も含まれているので、作業前に目を通しておいてください。

モーター部分のホコリはどうやって取るの?

モーターの通気口(本体の後ろ側など)に溜まったホコリは、掃除機で外から優しく吸い取るのが正解です。

絶対にやってはいけないのが、つまようじや綿棒などで無理にホコリをかき出そうとすることです。これをやると、ホコリが逆に奥へと押し込まれてしまい、モーター内部で絡まって焼き付き(最悪の場合は火災)の原因になります。掃除機のブラシ付きノズルを使い、表面のホコリを吸い出すだけで十分安全に綺麗になります。

洗剤は台所用洗剤でも大丈夫?

はい、一般的な台所用の中性洗剤(食器用洗剤)が最も安全で効果的です。

扇風機の羽根やカバーはプラスチックでできているため、中性洗剤を使えば素材を傷めることなく、こびりついた皮脂汚れやホコリを強力に分解してくれます。シンクやバケツで洗剤を少し泡立てて、スポンジで優しくなでるだけで十分です。逆に、シンナーやベンジンなどの溶剤や、強力すぎるアルカリ性洗剤はプラスチックが溶けたり変色したりする原因になるので、絶対に使用しないでください。

ホコリをつきにくくする裏技はある?

掃除の仕上げに、衣類用の「柔軟剤」を薄めた水で拭くと、長期間ホコリがつきにくくなるという裏技があります。

扇風機にホコリがびっしり吸い寄せられる最大の原因は、羽根が回転することで発生する「静電気」です。柔軟剤には静電気防止成分が含まれているため、水1リットルに対して柔軟剤を数滴垂らし、その水に浸して固く絞った布でカバーや羽根をコーティングするように拭き上げます。これだけで静電気が起きにくくなり、綺麗な状態が驚くほど長持ちします。

まとめ

扇風機の掃除は、「正しい順番での分解」と「モーターを絶対に濡らさないこと」、そして「水洗い後の完全乾燥」が成功の最大の秘訣です。

特に羽根を固定しているスピンナーは「右回しで外す」という罠さえ知っていれば、誰でも簡単に、力を使わずに分解することができます。この基本ルールさえ守れば、高価な扇風機を故障させるリスクをゼロに抑えつつ、新品のような清潔さを取り戻すことができます。

ホコリをすっきり取り除いた扇風機は、風の通り道がスムーズになって風量がアップするだけでなく、嫌なニオイのない極めて心地よい風を部屋中へ届けてくれます。今年の夏終わりや大掃除のタイミングには、ぜひこの記事の手順を参考にして扇風機をピカピカに磨き上げ、来年の夏も最高に快適な風を楽しんでください。